圓八の「あんころ餅」昔話
元文2年(1737年)6月のことだそうです。
村山家2世の主が42歳の時、何をおもったのか、裏庭に羅漢柏(槇科)の苗木を植え、「わが願いがかなったら、大きく茂ろ」と深く祈り、翌日の夕方、妻子を残して行方不明になったそうです。
妻子は生活苦に悩まされましたが、その年の秋の真夜中、妻の夢枕に天狗の姿になった夫が立ち、「私は京都の鞍馬山で天狗について修行している。今お前に教えることがある。これこれの作り方で餅を餡でつつんで食べれば、息災延命、商売繁盛となろう」と告げて姿を消しました。
これが『圓八』の「あんころ餅」の起こりです。


製造方法
production method
あんころ餅ができるまで
- 工程 1 /
- 北海道の小豆をたっぷりと使用します


- 工程 2 /
- 一時間ほど蒸した後
一旦生餡を冷まします

- 工程 3 /
- 小豆80キロを約3時間ほど煮た後
高圧蒸気で蒸します

- 工程 4 /
- 味の決め手となる生餡と
砂糖液とよく混ぜます


- 工程 5 /
- 「餡」と「餅」が一緒になって
「あんころ餅」に


- 工程 6 /
- 一つひとつ手作業で
竹皮に包みます

完成
